2人が本棚に入れています
本棚に追加
椎名side
「じゃーな、1年生」
俺は再び路地裏に戻ろうとした。
「待って!!」
その時、また呼び止められた。
まだ、なんかあんのかよ...
そう思い振り返った時、その女は俺に何かを渡してきた。
「....絆創膏?」
不思議に思い女の顔を見ると、泣きそうな目で俺を見つめている。
「アナタも怪我してる...」
ドクンと心臓が跳ねた。
なんだ、この感じ...
心拍数が上がる。
喧嘩のせいじゃない。
俺...こいつに....
最初のコメントを投稿しよう!