九条遼一

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椎名side 「じゃーな、1年生」 俺は再び路地裏に戻ろうとした。 「待って!!」 その時、また呼び止められた。 まだ、なんかあんのかよ... そう思い振り返った時、その女は俺に何かを渡してきた。 「....絆創膏?」 不思議に思い女の顔を見ると、泣きそうな目で俺を見つめている。 「アナタも怪我してる...」 ドクンと心臓が跳ねた。 なんだ、この感じ... 心拍数が上がる。 喧嘩のせいじゃない。 俺...こいつに....
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