九条遼一

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「そ、それじゃ、失礼しました」 そう言って逃げるように去っていく女。 「待って!!」 俺は呼び止めた。 しかし女は振り向かない。 しばらく、女の後ろ姿を見つめていたが、そのうち見えなくなった。 「必ずみつけてやる」 俺は絆創膏を握りしめた。
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