1人が本棚に入れています
本棚に追加
数時間後……
「あ、目覚めた?」
目を開けると、彼女の顔が目の前に見えた
「全く、いきなり何すんだよ!」
「アンタが私の胸を触ったのが悪いんでしょ!!」
「随分と小さかったけどな……」
「……永遠に眠らせてあげようか」
「ごめんなさい、嘘です」
僕はとりあえず、体を起こして彼女に尋ねてみた
「君は一体何者?」
「ああ、自己紹介がまだだったわね。私は鉄 鈴音、アンタ達の次元で言うと妖怪ってところね」
「妖怪!?」
「そう、正確には鎌鼬ってところね。……で、アンタは?」
「僕は浅倉悠輔、知らない間にこの世界に飛ばされていたんだ」
「ふーん……、まあよろしくね悠輔」
彼女は微笑んだ
こうして見ると結構かわいいものだ
「……今、変な想像してなかった?」
「別に、何も変なことは……」
「ま、今回は許してあげるわ」
最初のコメントを投稿しよう!