第一章

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数時間後…… 「あ、目覚めた?」 目を開けると、彼女の顔が目の前に見えた 「全く、いきなり何すんだよ!」 「アンタが私の胸を触ったのが悪いんでしょ!!」 「随分と小さかったけどな……」 「……永遠に眠らせてあげようか」 「ごめんなさい、嘘です」 僕はとりあえず、体を起こして彼女に尋ねてみた 「君は一体何者?」 「ああ、自己紹介がまだだったわね。私は鉄 鈴音、アンタ達の次元で言うと妖怪ってところね」 「妖怪!?」 「そう、正確には鎌鼬ってところね。……で、アンタは?」 「僕は浅倉悠輔、知らない間にこの世界に飛ばされていたんだ」 「ふーん……、まあよろしくね悠輔」 彼女は微笑んだ こうして見ると結構かわいいものだ 「……今、変な想像してなかった?」 「別に、何も変なことは……」 「ま、今回は許してあげるわ」
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