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「でもアンタ、どうやって戦うの?武器とか無いじゃん」
確かに、僕は取り立て武術を学んでいた訳ではないし、喧嘩とも無縁な存在だった
そう考えていたその時……
「……!悠輔、逃げて」
僕は彼女の言うとおり、その場から離れた
その直後、樹の根がさっきまでいた場所に突き刺さった
何事かと思って見てみると、其処に樹の怪物が現れた
少なくとも十数匹はいるようだ
「トレントか!」
彼女はそう言い、腰の刀を抜いて根を斬り落とした
(な、何だ今の……。抜刀から斬りつけるまでの早さが尋常じゃない)
「ハァッ!」
彼女は鋭い、且つ素早い剣裁きでトレントを次々と斬り倒していった
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