2人が本棚に入れています
本棚に追加
「それでっ雪咲さん!続きは?」
お昼になって食堂に来るなり小森ちゃんの目がキラキラし出した……
「ぁ、うん…別に対した話じゃないんだけど」
とりあえず昨日あったことをおおまかに話す。
「傘あるってことはまだその男性とは会えてないんですね...」
なんだか小森ちゃんががっかりしてしまった。
「まぁね。でも小森ちゃんなんで男の人って知ってるの?」
もしかして口に出してた?それとも顔に出てたとか?
「なんで、って…どう見ても傘男物だったし」
...納得。
「そうだよね……でもなんで小森ちゃんそんながっかりしてるの?」
「だって!!」
ずいっと前のめりになる小森ちゃん。
「雪咲さんから男の人の話聞くのすご――く久しぶりなんですよ!!雪咲さん綺麗で優しいのに男の人にあんまり興味ないみたいで...もったいないです!」
もったいないって...
「それで?その人はどんな感じなんですか?!」
小森ちゃんのキラキラモードはまだ続くらしい...
「黒髪で目がぱっちりしてるメガネ男子だったよ。年は小森ちゃんぐらいかなぁ」
小森ちゃんは私の3つ下で23歳。肌がぴちぴちしている。
最初のコメントを投稿しよう!