プロローグ

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その夜の事です。 いつもなら、お母さんのお布団に潜り込む頃なのですが… 今日に限って、なんだかひとりでも眠れる気がしました。 読んでいた本を机の上に置くと、ふと、外が気になって そぉっと、カーテンを開けました。 空には、まあるいお月さま… でも、いつもの明るいお月さまじゃなくて、なんだかかすんで見えます。 ―なんだか泣いてるみたい…―
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