70人が本棚に入れています
本棚に追加
……と思ったけど、ただ寝返り打っただけの様で、直ぐまたすやすやと寝息を立てる。いつもこのくらい大人しければ良いのに。
「さてと……恵くんが寝てる内にシャワー浴びて来よ。」
とりあえずまたタンスの中を漁り、まともそうな下着を探す。それにしてもどっから集めたんだこんな危ない代物……。殆ど布地が少なく際どいものだったり向こう側がハッキリ見える位透けてたりってどう考えたって普通じゃない。
「んーしょうがない、コレが一番まともそうだし……一応サイズ見よう。」
一番普通そうな下着(とは言ってもショッキングピンクに黒のフリルだったが)を選び、私は下着に付いているタグを確認してサイズが合っているか見る。普通でもサイズ合ってないと着れないし。
「あーコレ、ハーフカップなんだ……。安定感無いから不安だなぁ。」
サイズは合っていたのだが、私の普段使っている物より胸部を支える布地が少ない不安定な下着だった。って言うか何でサイズ知って……あぁ、お母さんか。全く、何で教えるのかな!仕方なく私はタオルと着替えを持ち、部屋に隣接しているシャワー室へ向かう。
最初のコメントを投稿しよう!