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脱衣場に着いた私は壁にあるパネル型のリモコンで温度を調節してから服を脱いでシャワー室へ入る。……シャワーカーテン閉めておこう。色々危ないし。
「何か私のシャンプーじゃない匂い……あ、恵くんの私物か。それにしてもサラサラだったな……何使ってるんだろ?」
頭を洗い終え、スポンジで泡立てしながら一人呟く。って言うか髪の毛もだけど……肌とか手とかも綺麗だし、スカート履いて黙ってたら女の子でも通用するだろう。身長、そんなに高くないし。……って何危ない事考えてるの私!嗜好が伝染ってきたのかな?怖い怖い。
「それにしても……何にも無かったとは言え、私……いやいや!ノーカウントノーカウント!駄目だよそんなんじゃないから!」
一瞬変な考えが頭を過ぎったが、プルプル首を振って忘れる。何考えてるんだ今日は本当に全くもう!身体を洗い終え、蛇口を捻り、シャワーで洗い流す。ふぅ、さっぱりした。シャワーカーテンを開けると、その向こうに掛けてあったタオルを手に取り、身体を拭いて脱衣場へと出る。
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