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「………って訳」
「うわ、大変そ~!」
「ユキ、出来るだけ力、なる」
「うん、ありがとう」
僕はあの後フラフラになりながらも(ホテル並の)寮に戻り
玄関口に居た(多分)友達(二人)と共に僕の部屋(学年主席の為、一人部屋)に呼び、今までの経緯を事細かに話した。
「でも、ユキちゃん自身が親衛隊に入ってたの知らなかったなんてね~」
この語尾をやたら伸ばすのは轟一輝(カズ)。
中学生からの持ち上がり組。
僕より少し高い身長。
僕と同じ女顔だけど、性格は男らしい。
因みにゴリマッチョ(男)にモテモテだ(可哀相すぎる)。
「ユキ、天然」
あまり喋らないコイツは皆木翔(ミナ)。
小、中学生からの持ち上がり組。
高い所が好きで性格が犬みたいなヤツ。
屋上に居なかったら木の上を探せば見付かる。面白いヤツだ。
コイツも顔が良い為、少数だが(男子に)モテている。
ってか
「天然じゃない。興味がなかっただけだ。
多分。
う~面倒臭い」
僕がそう呟けば横から二人に抱きつかれる。
「何?」
苦しいからどけて欲しい僕は二人を軽く睨む。
「ユキちゃんかわいー!」
「……かわい」
………。
とりあえず
「頭、眼は大丈夫か、二人共」
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