あ、ヤバい、バレるかも…。

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「知ってる?白神くん。 例え、会長様の事が好きじゃなくなったとしても、隊長、副隊長の場合は辞められないって」 「………」 絶句だ。 思考回路がストップした。 誰かタイムマシーンをくれ。 今すぐ一週間前にタイムスリップしてやる。 いや、もう入学前の方がいいか………。 「白神くん?」 「はっ、はい?」 「大丈夫?」 「大丈夫です」 危ない、トリップしてたみたいだ。 先輩は最後の一口(ケーキ)を美味しそうに食べた。 「あ、それで白神くんの言おうとしてたのは何かな?」 「………」 ニコニコ笑っている先輩が怖いです。 持ってるフォークが凶器に見え………ません! 見えませんからそのフォークを置いて下さい! この瞬間、僕は 『もしかしたら僕が辞める事を言おうとしたから先輩は言ったんじゃ………』 と、思った僕だった。  
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