あ、ヤバい、バレるかも…。

5/7
前へ
/42ページ
次へ
「ええっと………ですね」 逃げ場が無くなった。 どうしよう。 やっぱり誰か青狸連れてこい。 あれ?でもあれって時間戻せるわけじゃないんだよな? 遡るだけだよな? 「やっぱり青狸いらねー」 「ん?」 「あ、いえ、何でも………」 ボソッと呟いた僕の言葉に、首を傾げる先輩。 けれど未だピンチ状態なのは変わらず。 カズ、ミナ、来てくれ。 切実です。 「で、一体私に何を言いたかったのかな?」 「えー………っと、はい」 考え付かない。 「白神くん?」 「は、はい。 僕の話、ですよね………」 あ!思い付いた!  
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

488人が本棚に入れています
本棚に追加