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「ええっと………ですね」
逃げ場が無くなった。
どうしよう。
やっぱり誰か青狸連れてこい。
あれ?でもあれって時間戻せるわけじゃないんだよな?
遡るだけだよな?
「やっぱり青狸いらねー」
「ん?」
「あ、いえ、何でも………」
ボソッと呟いた僕の言葉に、首を傾げる先輩。
けれど未だピンチ状態なのは変わらず。
カズ、ミナ、来てくれ。
切実です。
「で、一体私に何を言いたかったのかな?」
「えー………っと、はい」
考え付かない。
「白神くん?」
「は、はい。
僕の話、ですよね………」
あ!思い付いた!
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