あ、ヤバい、バレるかも…。

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先輩は「ごちそうさま」と言って席を立った。 「まぁ、一応検討はしてみるね」 「お願いします」 つか、僕が隊長なんだから僕が制度変えれば良いじゃないって? イヤイヤ、(一応)僕は後輩ですから~とか……… では無く(いや、少しは有るけど)、実際先輩が怖いから。 いや、マジ、黒笑いとかブリーダー(?)とか怖いんですって! 「白神くん?」 「は、はいっ?」 声、裏返ってなんかいませんよ!! 「クスクス…じゃあ、検討してみるから………。 明後日にまた来るね。制度を変えれそうな所は変えれるようにしとくよ」 椅子を一撫でして、唇の端を上げて目元をスッと細めた。 「白神くんの喜ぶ様な制度にね………」 「………」 バレてますね、はい。 そして先輩はにこやかに帰って行った。  
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