第一章

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姉はその時二十二歳で、私は十三歳だった。話を聞くと、今年で大学を卒業するらしい。私のことは、色々回って調べあげたらしい。姉は立派な大人の女性になっていた。 それから私達は頻繁に会うようになった。 ある時姉が、「私が自立したら、一緒に暮らそう」 と提案してきた。 とても嬉しかった。 姉には家の事を話してはいなかった。 そして姉は教師になった。 佐藤先生のような教師になりたいと言っていた。 とても微笑ましかった。 そして、私が中2の冬 姉は自殺した。
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