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佐藤先生が私を訪ねて来てくれてその事実を知った。
私は希望を失った。
佐藤先生から一枚の手紙を受け取った。姉の文字だった。読むのが怖かった。
りっちゃんへ
ごめんね。お姉ちゃんを許してね。
お姉ちゃん弱かった。強くなんてなかった。お母さんみたいにはなれないや。(お母さんとは佐藤先生のこと)
りっちゃんごめんね。りっちゃんは強く生きてね。
学校が怖いよ。
りっちゃんと同い年の子たちなのに。あそこまで怖いものなんてないよ。
りっちゃんは今のままでいてね。
周りの子たちに流されたりしないでね。
綺麗で立派な大人になってね。
ごめんね。駄目なお姉ちゃんをゆるしてね。
鈴木理沙
手紙はインクが浮いてしまって、とても読めたものではなかった。
私の涙と姉の涙で。
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