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「よっと」
俺は子猫に手を伸ばし
前足と後ろ足の間
ちょうど胸のあたりに手を入れ、持ち上げた
ひょいと簡単に持ち上がる子猫は
さっきまで逃げ回っていたとは思えないほどあっけなく俺の腕の中に入った
「足だけで捕まえやがった・・・」
後ろから子猫を追いかけて来たやつらの声がした
「さて、」
俺は子猫を抱き抱えて虎が奉られている建物に向かった
神社には幾つか建物があるが、あそこは特別だ
白い虎がつがいで2匹いる
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