虎の子

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「ここだ」 『ニャー』 扉に手を伸ばしギィと開く そこにはつがいの白虎がぐっすりと眠っていた 「おい子猫、お前の両親はこの2匹か?」 『ニャー』 「・・・」 まぁ俺バカだな 聞いたってわかるわけないか 俺がそっと2匹の間に子猫を置こうとすると 子猫は暴れてしまった 「ん?」 『ニャー』 相変わらず何が言いたいかわからないが、多分親じゃないんだろう 虎から離してまた抱き抱えると子猫は大人しくなった 「お前俺になついてんのか?」
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