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ゆっくり近付いてくっついた唇。
くっついては離れての繰り返し…この感覚、ずっと欲しかったよ。
「こんな痩せて…。」
「…食欲無かったの、」
ゆっくり服を脱がされたときに龍太郎は言った。
「……ごめん、」
「りゅう?いいんだよ、龍太郎は間違ってない」
切ない顔をした龍太郎の頬に下から手を伸ばして添えた。
「侑李のこと、守れなかった…っ/」
「…そんなことない/!」
龍太郎が流した涙が僕の頬を濡らした。
「僕は、龍太郎に助けてもらってばっかだよ?龍太郎が思ってる以上に、龍太郎には感謝してる…っ/」
何時だって、龍太郎に頼ってばっかだった。
僕のわがままを聞いてくれたり…色んなところに連れてってもらったり、
退屈するからって、僕の好きなアーティストのCD買ってくれたり…/
「龍太郎に会ったとき、伝えたかったの…っ」
「………?」
次会ったら、伝えようって決めてたこと。
それは………………。
「いつもありがとう、大好きっ//」
龍太郎、ありがとう。
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