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「ジュリエットは死んだ、と思ったロミオは自分の剣で死を果たした。仮死状態から覚め、ロミオの姿を見てジュリエットは後を追って死んじゃったんだって。」
「へぇ………。」
ベッドの上で侑李は複雑そうな顔をした。
急にロミオとジュリエットの話して!って言うから戸惑いながらも、物語を教えてあげた。
「何だか僕たちに似てるね?」
「いやいや、死んでないし!」
「そうだけど…僕たち少し遅かったら同じことになってたと思わない?」
「確かに………。」
どんな形でも、侑李と一緒ならいいって思ってた。
それが、死であろうと。
きっと俺は受け入れていたと思う。
「だから、ロミオとジュリエットの分まで幸せになろう?」
「なにそれ(笑)まあ、幸せだけどなー」
「えへへっ、そうだった//」
本当、可愛いやつ…。
ロミオとジュリエットの分まで幸せになろう、とか普通言うか?(笑)
変わってるっつーか、なんつーか。
「やっぱ、侑李だわ!」
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