2.求めて求められて。

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僕の首に顔を埋めた。 何度も優しく名前を呼んでくれるの。 「ぁ…、んっ/」 「ゆ、り…っ」 一つになった時、初めて呼ばれた自分の名前。 凄く、幸せだった。 この時の僕達は、きっとすごく子供だったんだね。 だから…龍太郎がとても大人に見えて、とても遠くに感じたんだ。 優しい龍太郎が好きだったのに… ねぇ、僕はどうしたらいい?
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