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龍太郎はボタンを押した。
そしたら中のクレーンがゆっくり動く。
「……!」
そのまま僕が可愛いと言っていたくまのぬいぐるみを掴み穴まで運んだ。
「よっしゃ、一発!ん」
「へ…?す、すごい!」
さっきまでケースの中にあったのに…もう僕の手の中。
「大切にしろよ?」
「うんっ!絶対大切にする!」
「ん、じゃ行こう。何か食べたい?」
「クレープ!!」
再び龍太郎と手を繋ぎながら、もう片手で大切にぬいぐるみを抱き締める。
「ここのクレープ、まじうまいから!」
「そうなの?じゃあイチゴのクレープ!」
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