3.君と僕と静寂

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龍太郎と家を抜け出して、龍太郎の家に行った。 お互い黙ったままで…。 でも何故だか、嫌じゃなかった。 ベッドに座ったら、龍太郎が黙って後ろから抱き締めてくれるの。 凄く暖かい、優しいぬくもり。 僕はそっと龍太郎の腕をギュッと抱き締めた。 「大丈夫…間違ってないよ、俺たちは。」 僕が太陽なら、龍太郎は空。 黙って僕を見守って、包み込んでくれるの。 いつも自由で、表情だってコロコロ変わるの。 「龍太郎…離れたくないよ。」
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