3.君と僕と静寂

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不思議な夢を見た。 龍太郎と僕は見つめあっていて、 でも手を伸ばすけど、透明の大きな壁が僕たちを邪魔するの。 叫んでも、手を伸ばしても、龍太郎に届かなくて 壁は、まるでこれからの僕たちのように…引き裂くんだ。 「ん…、」 「侑李おはよ、あのまま昨日寝ちゃったみたい。」 抱き締められたまま寝ちゃったのか…。 「よかった…龍太郎が居る。」 「当たり前だろ!そうだ、涼介がもうすぐ来るみたい」 「あぁ…あの、」 「涼介優しい奴だからすぐ仲良くなれるよ」 「うんっ」 「そうそう、俺優しいからさぁ…」 「「涼介…?!」」
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