3.君と僕と静寂

12/22
前へ
/109ページ
次へ
どこからか声がしてまさかと思いながら入口付近を見ると、 ……………やっぱり。 「涼介!」 気まずそうに笑った涼介と、顔を赤くしてパクパクしてるゆうとが居た。 「ゆうと、久しぶり」 「ひ、さしぶり…」 龍太郎は僕を抱き締めたまま黙っていた。 「こっちが龍太郎。龍太郎…ゆうとだよ」 「あぁ…前に涼介と店行ったから。」 「ローズに?」 「うん、涼介が一人は嫌だからって。」 「ふぅん、龍太郎誰を指名したの?」
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

298人が本棚に入れています
本棚に追加