3.君と僕と静寂

21/22
前へ
/109ページ
次へ
「りゅう…っ!」 「…俺と貴方じゃ世界が違ったんだ」 そう言った龍太郎は、繋いだ手をそっと離した。 「うぅ…………っ」 大切なものを失った…。 僕は膝から崩れ落ちた。 ねぇ、龍太郎… そんな悲しい瞳でそんなこと言わないでよ…。 こんなことになるんだったら どうして…ずっと一緒だなんて言ったの? どうして…キスなんかするの…っ!
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

298人が本棚に入れています
本棚に追加