4.溢れる涙と気持ち。

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「ごめん、ちょっと」 「どうしたの…?」 「いいから。」 侑李の隣を通り部屋に入った。 あいつの瞳が大きく揺れるのがわかった。 でも……こうでもしなきゃ、お前離れないだろう? 俺だって辛いけど もうお前と一緒に居てあげられない……。 キスだってしたくなかったけど、侑李が泣きそうだったから…。 キスなんかしたら、マジで離せなくなる……。 あいつを、元の環境に返してあげなきゃ。 住む世界が違う、あの世界に。 「行こう」
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