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襲われそうになった時、初めて僕を助け出したのは龍太郎だった。
初めて誰かのベッドで一緒に寝たのも龍太郎だった。
初めて誰かを好きになったのも龍太郎だった。
初めて自分を捧げたのも、龍太郎だった。
全部全部、初めては龍太郎だったのに…/
これからも龍太郎だけで良かったのに…っ/
「龍太郎が好きだよ…っ」
僕はもう、ひとりぼっち。
龍太郎が隣に居ないなんて、耐えられない。
いつだって僕は龍太郎のために頑張ってきたの。
「侑李ちゃん本当にあいつ好きだなぁ…。」
「当たり前でしょ、僕が居ないからって龍太郎に手出したら許さないんだから/」
「ふふ、ないない。……でも、自分を大切にしなよ。ほら、寒いし家に帰ろう?送ってく。って言ってもすぐだけど」
「………本当に龍太郎とは終わっちゃったんだね…」
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