5.君が居ない夜と孤独

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「…ただいま」 「侑李様…!」 「……雄也、」 僕と龍太郎を離れ離れにしたのも雄也だってしってる。 だけど雄也は小さいころからずっと一緒だったから、裏切るようなことはしちゃいけないんだよね。 「今日は疲れたから寝る。適当にお父さんたちに言っといて」 「かしこまりました…。」 そういうと素早く部屋に行った。 「広すぎ…。」 龍太郎の家に居たからかな?自分の部屋がこんなにも広く感じるの。 「また龍太郎のこと…。」 やっぱり僕は、龍太郎が居なきゃだめなんだ…/ なんて考えたらまた、目頭が熱くなってベッドに潜った。 ベッドだって、こんなに広いの。龍太郎と肩がぶつかって布団だって取り合いしてさ。 なのに… 「あ…。ぬいぐるみ」
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