6.加速する気持ちと募る想い。

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「……寝れねぇ。」 侑李を手放した時、まじで悔しくて。 あの泣き顔が忘れれなくて目が冴えてしまった。 携帯を開くと、涼介からメールがきていた。 "ちゃんと家まで送っておいた" それだけなのに、すごく安心して、すごく切なくなった。 今までに恋愛はたくさんしてきた。 だけどこんなに色んな感情が蠢くのは侑李だけだ…。 こんなに好きなのに、こんなに愛しているのに そばに居られないのは、神様の悪戯? だったら、神様。 何も、もう何も要らないから。 侑李だけ、侑李だけは… 俺の元に戻して欲しいんだ。
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