6.加速する気持ちと募る想い。

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「ん…………。」 俺はいつの間にか寝ていて、目が覚めたのは午前10時頃だった。 昨日来た涼介からのメールに返信をうつと準備をしてある所に向かった。 ――――――――――・・ 「龍太郎くんっ!」 「ああ、呼び出してごめん。」 「全然いいよ、どうかしたの?」 向かった場所はローズの店裏。 裕翔に頼み事があって会いに来た。 「涼介と順調?」 「え?あ…まあまあ!」 「そっか…。あのさ、侑李のこと何だけど…。」 「あぁ…涼介から聞いたよ。」 良かった、また話したら辛くなりそうだ。 少し深呼吸をして裕翔を見た。 「ちょくちょく侑李の様子を見て欲しいんだ。忙しいのはわかってる…。でもあいつが心配で、」 「うん、わかった。じゃあ龍太郎くんに連絡入れるようにするね?」 「まじで助かる。本当ごめんな…。」 あいつは繊細なやつだから、体調壊したりするんじゃないかな。 だからせめて、心を許してる裕翔に頼めば大丈夫だよな? ごめんな…侑李。 やっぱりお前が心配だから、間接でもいいから侑李を見ててもいい?
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