6.加速する気持ちと募る想い。

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「でも本当に龍太郎くんは良い人だね。侑李の心配するなんて」 「大切なやつなんだ…。」 「いつか伝わるといいね。僕協力するからさ!」 裕翔…それから涼介。 いつもありがとう。2人にはまじで感謝してっから。 俺は裕翔と別れて家に戻った。 ――――――――――・・ 「はぁ………。」 なんか抜け殻になったみたいだ。 部屋は散らかって居てカーテンは閉まりっぱ。 何事にもやる気が起きないしモノクロの世界に生きてるみたい。 侑李が居ないだけでこんなに違うんだ。 改めて侑李の存在の大きさに気付かされた。 そんなことを考えてたら涼介からの着信が来た。 「…もしもし、」 『龍太郎?今からお前ん家行くから』 「わかった、」 それだけ言うと電話は切れた。 俺はそのままベッドの上でボーっと涼介を待った。
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