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「は?キスとかするなよ…?」
「しねぇよ、気持ちわりぃ。」
笑った涼介と裏腹に不思議に思いながら目を閉じた。
「頑張れっ!」
「いってぇ……っ!」
何かと思ったら涼介は俺を殴った。
「よし、気合い注入だ。」
「いってぇよ!」
鏡を見ると見事に口から血が出ていた。
「お前らは大丈夫だから…頑張れよ」
「おう……さんきゅ。」
「じゃ、帰るわ」
そう言って嵐のように涼介は去っていった。
俺は口に絆創膏を貼り、部屋を見渡した。
「よし、頑張るか!」
めげても仕方ねぇし、出来ることからやって行こう。
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