6.加速する気持ちと募る想い。

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「は?キスとかするなよ…?」 「しねぇよ、気持ちわりぃ。」 笑った涼介と裏腹に不思議に思いながら目を閉じた。 「頑張れっ!」 「いってぇ……っ!」 何かと思ったら涼介は俺を殴った。 「よし、気合い注入だ。」 「いってぇよ!」 鏡を見ると見事に口から血が出ていた。 「お前らは大丈夫だから…頑張れよ」 「おう……さんきゅ。」 「じゃ、帰るわ」 そう言って嵐のように涼介は去っていった。 俺は口に絆創膏を貼り、部屋を見渡した。 「よし、頑張るか!」 めげても仕方ねぇし、出来ることからやって行こう。
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