7.愛してるのサイン

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「お父さん…?」 「え…っ?」 涙ぐむ僕と、バッと顔を上げた龍太郎。 「…こんなに侑李を大切にしてくれる人、龍太郎くんしか居ないわよ。」 今まで黙ってたお母さんが僕を優しく抱き締めた。 「龍太郎くん、侑李を大切にしてくれよ。」 「あ、ありがとうございます…!」 あんな優しい顔のお父さん、初めてみた…。 「お母さん…お父さん、ありがとお…っ/」 2人に抱きつくと、優しく受け止めてくれた。 今までだいっきらい!なんて思ってた…。 でもやっぱり僕を生んでくれた、優しく育ててくれたのは、お母さんとお父さんだから…。 「龍太郎…やったね/」 「マジで嬉しい…っ」 龍太郎が泣きそうになってる…。 「りゅうっ」 「幸せになろうな」 龍太郎に抱き着いたら、優しく頭を撫でてくれた。 やっぱり…この感じ。 「……龍太郎だ/」
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