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「っ…良かったー…」
「えっ?」
「いや、断られるんじゃないかって…思ってたから」
そう言いながらはにかんだ日沢くんの笑顔は、今までで1番かっこよくて優しい顔をしてて。
こんな顔されて、好きにならない子なんて居るわけない…!
「じっ、実は…私も前から日沢くんのことが好きだったの…!」
「本当!?うわ…ちょ、俺やばい…すっげー嬉しい…」
「よ、よろしくお願いします…!」
「うん、俺の方こそ…よろしく!」
お互いの笑顔が、まるで太陽みたいに輝いた7月の初め。
私の恋は幕を開けた。
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