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『よぉ~また都合のいい時に出てきちまったみたいだなぁ…
ラッキー。
しかも、財布あるじゃねぇか。
相手は酔っ払いなんだ。
少しだけ借りて、後は戻しておけばいい…』
「嫌だ!!!」
しかし、雄大の言動とは裏腹に、身体は思い通りに動いてくれない。
「なんで俺は手を伸ばしてるんだ
引っ込め!引っ込め!引っ込め!
嫌だ!嫌だ!嫌だ!………………」
『今は俺に任せとけって。
お前はゆっくり見とくだけでいい…』
とうとう雄大の手は、財布を掴んだ。
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