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「私……?」
フリュネは首を傾げて、エントを見る
「お前には我を召還する素質がある。
故に我を召還する権利を与える。
我を召還出来るのは今のところお前だけだ。
その力、有効に使うが良い。
我はお前に忠実を誓う。
お前も我に忠実を誓うが良い」
「私は……あなたに忠実を誓う」
たどたどしいがフリュネはエントに忠実を誓った
「ここに我とお前との契約が出来た」
「ありがとう。エント」
フリュネはエントを見上げ、礼を言う
「さぁ、我の力を通じて、森の出口の前まで瞬間移動させる」
そう言って、三人の周りに術式が現れた
「ありがとう!この笛は使わせてもらうよ」
デュオは微笑んで、礼を言った
「なんかこっちも色々お世話になったわね」
「うん……またね。エント」
三人はエントとバウム達に見送られた
「まさかフリュネがエントを召還できるなんてすごいわね!」
「そう……なの?」
首を傾げて言うフリュネ
「うん、それって凄い事なんだよ?」
「ふぅん」
フリュネは曖昧に相づちをする
「さて!この森を出て王都を目指すわよ!」
三人は森を出て、西シェルタ街道に出た
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