第三章 王都

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スキット「精霊」 フリュネ「ねぇ?精霊って何?」 デュオ「体の全てが魔素で構成された集積体のことだよ?」 フリュネ「集積体?人間は魔素で構成されてるんじゃないの?」 ネフィア「集積体って言うのは、いわゆる集まって出来たものね。もちろん人間も魔素で構成されているけど、ほかにも酸素やらいろいろなものが混じってできたものなのよ。まぁ、そこらへんは私も詳しく知らないけど」 フリュネ「デュオもネフィアも物知り……」 西シェルタ街道を通り抜け、三人は王都リュミレールに到着した 王都リュミレール クレソン大陸を統一する国家ラヴァーン王国の中心地 魔物除けの術式(タリスマン)をくぐり抜け、王都の中に入っていった 王都というだけあって、道は行き交う人々で溢れかえっている 「みんな、離れ離れにならないようにね?」 デュオが二人に注意を払うと二人とも頷いた 王都には図書館、騎士養成学園(NES←ネスと読む)、城に大きな下町の商店街がある 「まだお昼過ぎだし、酒場でお昼を食べて、図書館に行こうか?」 「うん……」 フリュネは頷いて「カフェ&バー」と書かれた看板のお店にいく 「しかし、王都にくるのは久しぶりよね」 「うんNES卒業以来だよね」 二人はフリュネの後についていく 「NES……?」 二人の会話の中で首を傾げるフリュネ
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