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ありえないくらい広大な原っぱの中に…
大きな木がたった一本だけポツーンッと立ってる。
最近の私の夢は…
いつもそんな場所から始まる。
そして毎回毎回変わらないのは…
その大きな木の根元で私がいつも泣いているということ……。
まるで目の前の現実を覆い被すかのように顔を組んだ腕の中にうずめ…
体育座りにも似た姿で泣き続けているもう1人の私。
そしてその光景を私はずっと見ている。
だけど……
夢であるせいか決して触れられないし…
声をかけても聞こえないみたい……。
だから……
いつも私は泣いてる自分自身をただ見ているだけだった。
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