†1†

2/5
前へ
/146ページ
次へ
春休みが終わり新学期が始まる。俺は重い足を運びながら学校に向かう。 騒がしい掲示板の前で自分のクラスを確認すると2ー2の所に丁度自分の名前を見つけ教室に向かう。 「キャーッ」 「うそー!!」 「ちょっ鼻血でてるって…」 教室の扉を開け中に入ると耳の鼓膜が破れそうなくらい高い声に迎えられる。 せっかく新学期だというのに、騒いでばかりいる女子に苛立つ。 どちらかと言うと見知らぬ顔が多い中、俺は自分の名前が書かれてある席を探す。 「自分の席確認して着席しろー」 新しい担任がもう来たらしく指揮を取る。 まだ皆来てる訳ではなくポツポツだ。 俺は一番後ろの窓際というベストポジションをゲットして早速、日が当たるこの席で顔を伏せて寝始めたという訳だ。 、
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加