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仕事が終わり、ゆみにメールした。言葉に気を付け、なるべく明るくした。帰ってきたメールは「うん」の一言だけ。
これを見た瞬間に心が壊れた。
何がなんだかわからなくなり、不安感が心を埋める。
自分でもおかしいと思うが、どうしようもない。このままでは、俺はどうにかなってしまう。
ゆみにも迷惑をかける。
何よりこの不安感から逃げたかった。
ゆみに別れようとメールを送る。
ゆみからは
「わかった」と言う返信。
それを見た俺は、薬局で睡眠導入剤を買い、ゆっくりと家に向かって車を走らせる。
しかし、これでツラさから逃れられる訳ではなく、もっと苦しむことになる。
俺は、とにかく目の前のツラさから逃げたかった。
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