終わりは存在しない。

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「ここ?」 わかってるくせに。知ってるくせに。 執拗にそこを攻められて、藤原自身も俺のなかで強く主張していた。 「も、…あかん、イくっ、」 「いのもと、俺も、限界っ…」 途切れ途切れの言葉のあと、二人同時に果てた。呼吸を整えていたら藤原が背中から抱きついてきて、その暖かさが心地よかった。 目を閉じたらすぐにでも眠りに落ちてしまいそうな、そんな安心感がある。 時計の針が同間隔で進んでいく。俺と藤原がこうして抱き合っている間も地球は、世界は、時間は、止まらない。 だからきっと二人の関係も終わらないだろう。
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