テレパシーアフェクション

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なんて、滑稽な光景。 「ふじわら…、」 気が付いたら押し倒されていて冷たい床がひんやりと背中にあたった。俺は何故だか冷静で、押し倒した張本人である藤原のどこか不安気な顔をまじまじと見つめる。 こんな時ぐらい男らしくしてろや、あほ。暴言を心の中でこっそり吐いた。 ごくり、 真下から見ていると藤原の喉で唾を飲み込むのが分かった。それと同時に一層と濃くなる藤原の匂いと、塞がれた唇。
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