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狭い通路、硬い壁が背中に衝撃を与える。 2度目の強い拒絶―― 「……そんなに、嫌?」 顔も上げられずに発した言葉は、自分でも呆れるほど小さく掠れていた。 この間、気持ちが通じたと思ったのは勘違いだったのだろうか? 「あぁ……………」 本当に突然、不意に気づいてしまった。 いや、あえて気にしないようにしてきた事。
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