1人が本棚に入れています
本棚に追加
何故か俺の踏み込んだ床が抜けた。こういう落ちかよ。
「何やってるの? あんた馬鹿?」
言い返せない自分が悔しい!
そもそも、あんな大きな棚、女1人で動かせるはずが無い。
「タマ! ちょっと手伝ってよ」
「いや無理だ」
そういいながら抜けた床から足を引き抜く。あーあ、弁償かな。これ。
「本当に使えないわね」
何様なんだお前は、俺の労力を返しやがれ。そんで床代払えよ!
そろそろ口から我が怒りが放出されようとした時、隣から声が掛かった。
「な、なにしてるんですか?」
眼鏡を掛けたいかにも文芸部のような、どことなく暗いというか、哀愁が漂う女子がそこにいた。
っていうかどっからわいた!
最初のコメントを投稿しよう!