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腰まで伸びる黒髪は、まるで大和撫子を彷彿とさせる。
顔は永瀬が言うとおり、上の上。いや特上寿司の穴子くらい。
スラッとしている。
くまさんパンツなんてはいてることが嘘みたいだ。
ああ、首が痛い。
まぁこうして、クラスのオリエンテーションに間に合っただけよしとするか。
これから始まる、普通の高校生活に普通にわくわくしていた。
ああ、やっぱり普通が一番だ。
うんうんと一人でうなずいていると、自己紹介はそろそろ自分の番が回ってこようとしていた。
くまさんパンツ撫子は、勢い良く立ち上がり。
言った。
「西中出身! 大和小春!!」
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