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ねぇ、六合。
私は死なないわ。
私が死ねば貴男は後悔して風音様と一緒になれないもの。
だからね、私は生きて貴男以上に愛せる方はいないかもしれないけれど貴男以上の殿方に嫁ぐから。
だから、六合。
貴男は私を忘れて幸せになってほしいの。
だって私には貴男と風音様を引き裂く理由がないもの。
だから、もうお仕舞いにしましょう。
私が貴男を縛るのももうお仕舞い。
さようなら、彩輝。
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