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クラスの前までくると名前を呼んだら入ってくるように
お決まりの台詞を聞きそっと扉の前に立つ
「神崎ー入れ!」
その声を聞き、扉を開けた
教壇の前に立ち自己紹介をした
『白蘭から転校してきた神崎侑季ですよろしくお願いします』
周りは白蘭と名前を聞いた瞬間にザワザワと騒ぎだす
女子は思っていた男子とは掛け離れていてガッカリしていた
俺は分からないように口元を軽くあげて笑った
「神崎の隣は~篠崎なっ!」
俺は手をあげている篠崎とかいう男の横らしい
顔を見た瞬間びっくりした
『さっきの………』
「間に合って良かったですね」
ニッコリと笑顔を向けられた
「なんであんな地味男が委員長の横なのよ!!」
「篠崎君の横に私だってなりたいのにー!!!」
女子の僻む声が聞こえてきた
その声を無視して席に着く
俺の席は一番後ろのグランド側の窓際なわけで
俺は空を見つめて溜め息をついた
これから起きる学校生活に面倒だななんて思いながら![image=416397673.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/416397673.jpg?width=800&format=jpg)
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