新たな友人

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日夏はそのダイキと呼ばれた男を見て、面食らってしまった。 顔が特別に整っているわけではない。…失礼な言い方だが、普通の顔立ちで、黒い髪も短め。さっぱりとしている。 軽やかな足の運び方や、ほどよく引き締まった体つきからすると、スポーツマン系の好青年といった感じだ。 では何に面食らってしまったかと言うと………服装。 真っ赤なシャツに真っ赤なジャケット。黒いズボンに白いくつ。背中の赤いマントもなんか寸足らず。 執事っぽくはめている白い手袋が、どこかおかしさを感じさせる。 なんかちぐはぐな格好なのだ。 チラッと少女を見るが、彼女の反応からすると…いつもこのような格好なんだろう。 (まぁ、この世界の人は地味な服が多いから目立つだけなのかな?どんな服装であっても、この人が悪い人って感じはしないし…) 日夏はそのファッションセンスには目をつぶることにして、ダイキに微笑みながら頭を軽く下げた。
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