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私たちが横山の仮設を訪れたのは、震災からちょうど1年を迎えた頃でした
他の仮設に比べて小規模な仮設で、お年寄りが多い仮設住宅‥そしてここは、あの南三陸町から避難して来られた方々が住んでいる仮設住宅でもあります
仙台市周辺の大規模な仮設では連日のように支援団体が訪れ、支援物資の配布や食事の提供、また様々なイベントが行われている中
ここ横山は‥
震災から既に1年が経過しようというのに、支援団体がほとんど来ない、物資などの支援も受けていないとのお話でした
私たちで支援しよう‥
支えて下さっている皆様に、そう決断した理由も上手く説明もできないまま‥
『夏ちゃんが必要だと思うないいよ』
『夏月さんの好きに使ってください』
皆様の後押しがあって今日までやってこれたんだと、改めて思います
決して楽な道ではありませんでした‥いえ、むしろ厳しい選択だったのかもしれません
私が拠点としていた名取から横山までは、高速道路を使っても片道2時間の距離があったんですから‥
往復するだけで半日が潰れるのはもちろん、午前中から行うイベントの時は早朝、日も昇らない時間から出発し、帰りは深夜
それでも、ここ横山の皆さんを支援したい
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