遭遇

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「ピース……ガーデン…」 亮は思わず声が漏れる。 そして今度は信二が言う。 「直訳すると平和な庭か……。まさに天使が居そうな名前だな。」 「えぇ、そこには天使しか存在しません。」 「だけどな俺達がそんな事信じる訳ねぇだろ? バカにしてんのか? 天使の星だと?笑わせんなよ!」 「どうかそう怒らないで下さい。信じないと思ったので魔法を見せたつもりだったんですが……あれでも信じてもらえませんか?」 「無理だな。どうせさっきのもマジックで、その翼も飾り付けだろ?」 「あらあら、これは困りましたね……。まさか翼まで否定されるとは…。 では、仕方ありません。」 「あ゛?何が仕方ねぇんだよ」 「私についてきてもらえないなら、 ――あなた方には死んでもらいます。」
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