王子としての自覚

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聞いたことの無い父親の声音。 今まで優しい父親しか見てこなかったフレイの足を止めるには十分な威力だった… そしていつもの父親としての優しい声音で離れた場所から言葉を紡いだ。 「…フレイ…君は私とアンジェリカの子供だ、いつまでも弱虫では私が居ない時、母様を誰が護ってくれるんだい?」 アデルが思う理想像とは一人の人を想う心が無ければ民を想う事は出来ないのだと。 …………………
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